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超音波エコーとは?

鍼によるエコーガイド下筋膜リリース

超音波エコー装置を用いて筋膜の癒着部を探し、エコーを見ながら刺鍼する施術方法です。

これにより従来のはり治療では難しかった、体の深い部分や、神経、血管、肺の近くでも、安全で確実な施術が可能です。

なぜ筋膜を狙うのか?

トリガーポイントによって引き起こされる病気を筋膜性疼痛症候群(MPS)と言いますが、最近の研究では、多くのトリガーポイントは筋膜などのfasciaに存在することが示唆されています。

エコーガイド下トリガーポイント注射

参照:小林只 他「筋筋膜性疼痛症候群の病態と形態学的特徴 エラストグラフィー超音波診断装置による検討 第119回日本解剖学会総会・全国学術集会(2014年3月28日)

超音波エコー

超音波エコーというと、よく妊婦健診で使っているイメージがあると思いますが、実は運動器疾患を診るのにとても役立ちます。

痛い場所を動かしながら観察することができるので、的確に患部を施術することが出来ます。

 

超音波エコーを使用した鍼施術の特徴

  • リアルタイムに運動器の状態が診れる
  • 静止画ではないので動かした際の異常が分かる
  • 血流の状態が分かる
  • MRI、レントゲンと違い被曝しない
  • 骨や臓器も映るので、一般的に危険部位と言われている場所でも安心・安全に刺鍼が可能等

鍼によるエコーガイド下筋膜リリースの実例

肩関節痛(大結節/横靭帯)

エコー画像

左が患側、右が健側になります

 

画面の左半分が痛めている肩のエコー画像で、右半分が正常な肩の画像です。

赤丸のついた部分と緑丸がついた部分は同じ部位ですが、赤丸の方が白っぽく厚くなっています。

これが筋膜の癒着部で、エコー画像を見ながらこの部位(赤丸のついた部分)を狙って刺鍼します。

下が実際の刺鍼動画です。

肩関節痛(肩甲下筋)

肩甲下筋の筋膜を狙った刺鍼動画です。

右上から鍼が侵入してきて、白い膜に沿って刺入しています。